運動中の測定を可能にした技術
従来のICG(インピーダンス心電図)は、わずかな体動でもノイズが発生するため、基本的には「安静時」の測定に限られていました。この限界を打ち破ったのが、フランスManatec社が開発したSM-ICG™(Signal
Morphing Impedance Cardiography)です。
同システムは、独自の入力フィルタに加え、高度な信号処理アルゴリズムHD-Z™(High Definition
Impedance)を搭載。心血流とは無関係なノイズを徹底的に排除し、信号の安定性を劇的に向上させました。
これにより、従来は不可能とされていたマラソンなどの激しい運動中おいても、正確な1回拍出量(SV)及び心拍出量(CO)のリアルタイム・モニタリングを可能にしました。
グラフの解説
左下図のスライダーを左右に動かしてみてください。
dZ信号にHD-Z™を適用した Before /
After
をご確認いただけます。
- スライダーを右へ(フィルタOFF):
- マラソン走行中の激しい振動や呼吸の影響で、本来の信号が巨大なノイズに埋もれ、判別不能な状態です。
- スライダーを左へ(フィルタON):
- HD-Z™がノイズをカット。分析に必要な「きれいで規則正しい心拍波形」がはっきりと浮かび上がります。