非侵襲インピーダンス式心拍出量計
フィジオフロー Q-Link(有線)
Product

非侵襲インピーダンス式心拍出量計(有線) フィジオフロー Q-Link
非侵襲インピーダンス式心拍出量計(有線) フィジオフロー Q-Link 使用イメージ
非侵襲インピーダンス式心拍出量計(有線) フィジオフロー Q-Link 使用イメージ
非侵襲インピーダンス式心拍出量計(有線) フィジオフロー Q-Link 使用イメージ
非侵襲インピーダンス式心拍出量計(有線) フィジオフロー Q-Link
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非侵襲インピーダンス式心拍出量計(有線) フィジオフロー Q-Link 使用イメージ
非侵襲インピーダンス式心拍出量計(有線) フィジオフロー Q-Link 使用イメージ

「フィジオフロー Q-Linkキューリンク(有線)」は、インピーダンス法を用いた非侵襲心拍出量計です。

心拍出量の情報を非侵襲的に、かつ簡便に連続モニタリングが可能です。運動負荷検査中のリアルタイム監視から、ICU・CCUでの長時間モニタリングまで幅広く対応します。

特長

特長1

カテーテル不要の完全非侵襲測定。

6枚の汎用ECG電極(Ag/AgCl電極)を貼付するだけで、患者のリスクと侵襲負担を最小限に抑えた評価が可能です。
特長2

運動時も測定可能

独自のHD-Z™フィルターが激しい体動ノイズを徹底除去。エルゴメーターでは300~400Wまで実績があり、トレッドミルでは時速25kmまで実績があります。
特長3

リアルタイム測定

動的な血行動態を瞬時に可視化、長時間のトレンド把握も容易に。高速演算アルゴリズムにより、刻々と変化する心拍出量データをリアルタイムにグラフ化します。
特長4

優れた運用コスト

汎用ECG電極6枚のみで測定が可能なため、消耗品コストを抑制。また、診療報酬「D207 体液量等測定(150点)」の算定が可能なため、優れたコストパフォーマンスで血行動態モニタリングを支援します。
特長5

お子様も測定可能

Q-Link™は、インピーダンスの絶対値ではなく「波形の形態」を解析。成長に伴う体格変化が著しい小児領域においても波形解析により精度の高い心拍出量測定が可能です。
特長6

持ち運び簡単

PCからのUSB給電・通信に対応し、外部電源不要。システムを最小化することで、場所を選ばない高い可搬性と、迅速なセットアップを両立します。

診療報酬「D207 体液量等測定(150点)」が適用されます。
心拍出量測定、循環時間測定、循環血液量測定(色素希釈法以外によるもの)、脳循環測定(色素希釈法によるもの)

臨床/研究/用途

  • 🫀循環器/心疾患
  • 🩺内科/高血圧
  • 🫁呼吸器/COPD
  • 💉血液/透析
  • 🏥麻酔科/ICU、CCU
  • 🚑救急
  • 🧠生理学
  • 🏃スポーツ科学/スポーツ医学
  • 🔬臨床研究
  • ❤️心臓リハビリテーション

適応領域とソリューション

運動負荷試験・スポーツ医学

こんな悩みありませんか?:
高強度での運動中に心機能がどう変化しているか、非侵襲的に、かつ1拍ごとに追跡したい。また、パフォーマンスの限界が心臓のポンプ機能なのか筋肉の酸素利用能なのかを明確にしたい。

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運動負荷試験・スポーツ医学

Q-Linkによる解決策:
最高強度下でもノイズに影響されず心拍出量(CO)を正確に測定。呼気ガス分析(VO2)や乳酸値と統合解析することで、限界因子を特定し、精密な評価やトレーニング指針の策定を可能にします。

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心臓リハビリ・呼吸ケア

こんな悩みありませんか?:
CPX(呼気ガス検査)の結果だけでは、息切れの原因が心臓・肺・筋肉のどこにあるのか区別がつきにくい。また、患者ごとに安全で効果的なリハビリ強度の限界点をリアルタイムに把握したい。

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心臓リハビリ・呼吸ケア

Q-Linkによる解決策:
心拍出量をリアルタイムに連続監視し、心負荷の「頭打ち」を可視化。COPDや心不全患者において、心肺相互作用を考慮した個別最適化プロトコルの構築と、介入後の高感度な心機能評価を実現します。

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診断・処置・重篤患者の監視

こんな悩みありませんか?:
心機能が不安定な患者やショック状態の患者に対し、カテーテルのリスクを冒さずに、今すぐ、かつ継続的に血行動態を把握したい。薬物療法の効果もその場ですぐに判定したい。

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診断・処置・重篤患者の監視

Q-Linkによる解決策:
6枚の電極を貼るだけで即座に測定開始。カテーテル不要でリスクを最小限に抑えつつ、刻々と変化するデータをトレンドグラフ化し、治療方針の迅速な決定をサポートします。

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ペースメーカーの調節

こんな悩みありませんか?:
AV(房室)やVV(心室内)遅延の調整において、どの設定が最も効率よく血液を送り出せているか、患者個々の最適な数値を客観的・リアルタイムに特定したい。

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ペースメーカーの調節

Q-Linkによる解決策:
1拍ごとの連続測定により、設定変更に伴う血行動態の変化をリアルタイムに可視化。AV/VV遅延の最適値をその場で特定し、心臓再同期療法の治療効果を最大化します。

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チルト試験の解析

こんな悩みありませんか?:
失神や立ちくらみの原因を調べる際、心拍数の変化だけでは不十分。体位変換の瞬間に『心拍出量』と『血管抵抗(SVR)』のバランスがどう崩れているのかを知りたい。

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チルト試験の解析

Q-Linkによる解決策:
体位変換に伴う急激な変化を追跡。低血圧の原因が心拍出量の不足なのか、末梢血管の収縮不全なのかを明確に判別し、診断の精度を高めます。

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心疾患・高血圧治療

こんな悩みありませんか?:
高血圧治療において、患者の病態が「心拍出量優位型」か「末梢血管抵抗優位型」かを正確に判別し、生理学的エビデンスに基づいた最適な降圧薬の選択を行いたい。

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心疾患・高血圧治療

Q-Linkによる解決策:
COとSVRのバランスを可視化。個々の病態に合わせた適切な降圧薬の選択を支援し、将来的な心不全への移行リスクを早期に評価・管理します。

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関連資料

心リハ患者に対するSM-ICGを用いた
運動負荷計測の有用性

👉 要約を見る

運動中の心臓のポンプ機能をリアルタイムで測ることで、リハビリの質がどう変わるかを論じています。

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SM-ICGの
波形解析の利点

👉 要約を見る

SM-ICGは高度な波形解析によって、低侵襲かつ高精度な心機能評価を可能にすることを論じています。

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心疾患患者における運動中の
非侵襲的血行動態評価

👉 要約を見る

運動負荷をかけた状態での血行動態を測定することで、心臓のポンプ機能や血管の反応をリアルタイムで捉えることができることを論じています。

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フィジオフローの独自性と優位性

胸部電気インピーダンス変化(dZ)及びインピーダンス変化率(dZ/dt)の波形
信号の定義

図は、心周期(心拍動)に伴って胸部の電気抵抗(インピーダンス)が変化する様子と、その変化から心拍出量を算出するためのプロセスを示した概念図です。

  • 図の上に配置されている図は、心拍に伴う胸部インピーダンスの「変動波形」です。
  • 図の下に配置されている図は、変動波形を時間微分した「dZ/dt(インピーダンス変化率)」の波形です。
駆出指標の同定
フィジオフローにおいて最も重要な指標の一つが、dZ/dt波形のピーク値である「dZ/dt max」です。これは左室収縮期における最大血流加速度と密接に相関し、心収縮性の指標となります。 また、波形解析によりTFIT(左室駆出時間)を正確に同定します。フィジオフローは、このdZ/dt maxとTFITを独自のアルゴリズムで統合します。 概念的には、波形の面積(積分値)が1拍ごとの血液量(1回拍出量:SV)に相当します。身長・体重等の静的なパラメータに過度に依存せず、心拍ごとの「動的な物理現象」をベースに算出するため、体格や測定環境(安静・運動時)を問わず、一貫した精度でSVを導き出すことが可能です。
フィジオフロー独自のアルゴリズム
従来のインピーダンス法(ICG)は、基礎インピーダンス(Z0)という不安定な静的指標を計算式の分母に置いていたため、肥満、肺水腫(胸水)、あるいは運動時のノイズによって精度が著しく低下するという欠点がありました。 対してフィジオフローは、Z0の絶対値に依存せず、波形の「形態」そのものを解析する独自のSM-ICG法を採用しています。これにより、安静時のみならず、激しい運動中や体位変換時においても、侵襲的なカテーテル法(スワンガンツ法等)と高い相関性を持った心拍出量(CO)の連続測定を実現しています。

非侵襲インピーダンス式心拍出量計「フィジオフロー Q-Link」の製品紹介動画です。 測定原理や臨床での使用イメージを確認できます。

非侵襲的心拍出量測定の最新動向に関する解説動画です。

カテーテル法に匹敵する精度

Swan-GanzカテーテルとQ-Linkの相関性
フィック法とQ-Linkの相関性
エコードップラーとQ-Linkの相関性
CO2再呼吸法とQ-Linkの相関性
VO2測定とQ-Linkの相関性

上のグラフは、フィジオフローの測定値と、医学的信頼性の高い既存の測定法 (Swan-Ganzカテーテルフィック法エコードップラーCO2再呼吸法VO2測定 )との比較データです。

横軸が「従来の標準的な測定法」、縦軸が「フィジオフロー」の数値を示しています。プロットされた点が斜めの直線上に集まるほど、両者の測定値が一致しており、極めて精度が高いことを証明しています。

侵襲的なカテーテル検査との比較だけでなく、呼吸代謝データや運動時の酸素摂取量(VO2)とも高い相関関係があることを示しています。

激しい運動中でも心臓の動きを逃さない技術

HD-Z™フィルターの適用前 HD-Z™フィルターの適用後

運動中の測定を可能にした技術

従来のICG(インピーダンス心電図)は、わずかな体動でもノイズが発生するため、基本的には「安静時」の測定に限られていました。この限界を打ち破ったのが、フランスManatec社が開発したSM-ICG™(Signal Morphing Impedance Cardiography)です。

同システムは、独自の入力フィルタに加え、高度な信号処理アルゴリズムHD-Z™(High Definition Impedance)を搭載。心血流とは無関係なノイズを徹底的に排除し、信号の安定性を劇的に向上させました。

これにより、従来は不可能とされていたマラソンなどの激しい運動中や、ノイズの多い救急・集中治療の現場においても、正確な1回拍出量(SV)及び心拍出量(CO)のリアルタイム・モニタリングを可能にしました。

グラフの解説

図のスライダーを左右に動かしてみてください。
dZ信号にHD-Z™を適用した Before / After をご確認いただけます。

スライダーを右へ(フィルタOFF):
マラソン走行中の激しい振動や呼吸の影響で、本来の信号が巨大なノイズに埋もれ、判別不能な状態です。
スライダーを左へ(フィルタON):
HD-Z™がノイズをカット。分析に必要な「きれいで規則正しい心拍波形」がはっきりと浮かび上がります。

6電極による完全非侵襲の
心機能モニタリング

電極配置の図(正面)
電極配置の図(背面)

心電図ユニット

役割:
心拍数と時間の正確な測定、及びECG波形のモニタリング。
使用電極:
/ オレンジ
配置のポイント
:胸骨付近。
オレンジ:一番下の肋骨のあたり。
目的:
心拍を測定し、ECGをモニターする為に使用されます。

インピーダンス・センサーユニット

役割
胸郭内の血液量変化(インピーダンス信号)の送受信。
使用電極
/ / /
配置のポイント
上部():首の付け根。
下部():みぞおち、または背骨の対照位置。
目的
インピーダンス信号をモニターする為に使用されます。

Q-Link™ 測定ステップ

1. 電極位置を清拭する

手順1「電極位置を清拭する」

信号品質を確保するため、電極貼付部位に対し、除毛およびアルコール酒精綿による清拭・乾拭きを行います。

胸部
耳下の三角部
背骨の脇(またはみぞおち部分)
V6付近

2. 機器をセットアップする

手順2「機器をセットアップする」
Q-Link本体にペイシェントケーブルを接続します。
各リード線を電極に確実に取り付けます。
電極を所定の6個所に貼付します。
Q-Link本体のUSBケーブルをPCに接続します。

3. 被験者プロファイルを入力する

手順3「被験者プロファイルを入力する」

ソフトウェアに、被験者の身長、体重、年齢などを入力します。
これらは血行動態指標の算出アルゴリズムに反映されます。

4. キャリブレーションを実施する

手順4「キャリブレーションを実施する」

安静状態(座位または仰臥位)で、30心拍分の自動キャリブレーションを実施します。

5. 血圧データを測定・入力する

手順5「血圧データを測定・入力する」

カフ式血圧計等で別途測定した血圧値を入力します。
これにより、全身血管抵抗(SVR)等の計算が可能となります。

6. キャリブレーションを確認する

手順6「キャリブレーションを確認する」

算出された初期値及び信号の安定性を確認します。

7. 測定パラメーターを設定する

手順7「測定パラメーターを設定する」

測定目的に応じて、リアルタイムモニターの平均化処理を「時間平均」または「心拍平均」から選択します。

8. リアルタイムモニタリングを開始する

手順8「リアルタイムモニタリングを開始する」

心拍出量(CO)、一回拍出量(SV)などの主要パラメータをリアルタイムでモニタリングおよび記録します。

9. レポートを出力する

手順9「レポートを出力する」

記録されたデータは、専用の解析レポート出力のほか、統計解析ソフトでの二次利用が容易なCSV形式やExcel形式でのエクスポートが可能です。

表示項目

指標 項目名(単位) 説明
CO 心拍出量(L/min) 胸部インピーダンス波形の形状から算出。
SV 1回拍出量(ml) 1拍ごとの左室駆出量。動的変化の追跡に優れる。
SVi 1回拍出量係数(ml/m²) SVを体表面積(BSA)で除した値。
HR 心拍数(beat/min) 1分間あたりの心拍数。
CI 心係数(L/min/m²) COを体表面積(BSA)で除した値。
BP 血圧(mmHg) COと全末梢血管抵抗(SVR)の積で決定。
SVR 全末梢血管抵抗(dynes·sec/cm⁵) 左室に対する「後負荷」の指標。
LCWi 左室拍出仕事量係数(kg·m/m²) 心筋のエネルギー消費効率を評価。
EDV 拡張末期容量(ml) 心臓の充満状態(前負荷)の指標。
EF 駆出率(%) 左室収縮機能(ポンプ性能)の指標。
CTI 収縮係数(―) 心機能の予備能を鋭敏に捉える。

仕 様

寸法 126(W) × 96(L) × 20(H)mm
重量 200g
リード・電極 6リード・コード ECG電極:Ag/AgCl推奨
フィルター HD-Z™フィルターテクノロジー
(高度なノイズ除去を可能にする適応型フィルタ技術)
通 信 ペイシェント・ケーブル(1m)
USBケーブル(1.8m)= データ通信及び電源供給(5V, 300mA)
システムOS OS: Windows 10
プロセッサ: 2GHz デュアルコア以上 (x86/x64)
メモリ: 4GB 以上
ストレージ空き容量: 250MB 以上
ディスプレイ: 15インチ以上、解像度 XGA (1024×768) 以上
医療機器認証番号 226AIBZX00002000

記載内容は製造元の仕様改善のため予告なく変更する場合があります。

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